NEW ORDER CHOPPER SHOW 2007の時のはなし
私 MATTCHANG も高校生の時に、雑誌 Mr.BIKE で見た " SALINGER 号 "
" Blankey Jet City " の Vo.Gu. ベンジー こと浅井健一 氏20年来の愛車である SALINGER 号 。
小説 The catcher in the rye 「ライ麦畑でつかまえて 」 の著者、J.D.サリンジャーが名前の由来。
ベンジー氏本人から、ゲストバイクとして借りる事を快く承諾していただき、東京まで引き取りに。
条件は一つ、長年乗ってなかった SALINGER 号 を走れるようにして返すことでした。
洗車してもよいかと問うと、
「イイよ。でも気をつけてね。」
自分で塗ったタンクのペイントや、リヤフェンダーには特に気をつけて欲しいと。
「この1ドル札、ニスで貼り付けたんだよね・・・・。
剥げちゃったら悲しいからね・・・・・。」
その言葉には、ベンジー氏が愛車を溺愛している重みがズッシリと。
あれをこうして、こうやって、と自分で一生懸命考えたり、名前を付けたり。
知らない人にとっては、ただのキタナイバイクかもしれません。
でも本人にとっては、もの凄く大事な分身のようなモノ。
カスタムって、そういうモンです。
ショーが終わって、約束どおり走るように直して持って行くと、バンから降ろすなり
ベンジー氏は、ノーヘルのままカッ飛んで行き、帰ってくると
「どえらい調子ようなっとる~」 と、うれしそうに言ってくれました。
その後、個展(絵も描く)に、復活した" SALINGER 号 " を展示してくれたそうです。
Blankey Jet City - Saturday Night