4速 ミッションのオーバーホール中に、メインベアリング レースと、ケースのハメ合いが緩く、
本来圧入されているレースに回転した痕を見つけました。
アウターレースの外径を計っています。

ケースの内径を計っています。

今回は、外径が5/100インチ大きい物にケースをボーリングして交換します。
続いて、オープンプライマリー車で、転倒歴があるためメインシャフトの曲がりを測定
こちらは規定値内で、摩耗も少ないので再使用することに。

メカニックにとって、わずかなガタや、曲がりを感じ取る "手の感覚" はもちろん大切ですが、
肝心なところは、数値が全て。
もし、計測しないメカニックなら、高価なメインシャフトを交換するかもしれません。
数値を出すことによってお客様の無駄な出費も防げるし、作業スピードも結果的に早くなるのです。