" True Colors " '52 FL Panhead
今回のテーマは、シンプルなガーダーフォークに合わせて全てを極限まで削ぎ落としてシンプルに製作することでした。
手抜きとシンプルは全く違います。
ストックの状態よりもシンプルにしていくのはどんなに大変な事か、やった人間にしか解らないでしょうけど。
作業行程と細かいディテールなんて、ハッキリ言ってどうでもいいのです。
全てはパッと見の印象の為だけの過程に過ぎません。
ガスタンクは市販のピーナッツで行く予定でしたが
あまりにも似合わず、結局こんな風に
テールランプのブラケット
途中経過が有りませんが、新人でポジションチェック、
天上天下唯我独尊ってカンジです。
テールは光るとこのように
マフラーも極力シンプルなラインを描くように。
とにかく、一つ一つのパーツに出しゃばって欲しく無いのです。
同じくチェーンガードも、
こちらはエンジンTOPマウント
ステップ廻りは写真を取り忘れました。
というか、撮る余裕がありませんでした。
シートをスポンジまで整形して仮組みは終わりです。
クロームやペイントをしている間にミッションケースを修正しています。
60年以上前のものですから、一筋縄では進みません。
気になっていたオイルラインを、オイルタンク下から出すように加工
キャブやマニもポリッシュします。
ヤレた車両を好む方は 『ピカピカなんて簡単でしょ?』 なんて言いますが、やったこと無いのでしょうね。
クロームメッキするパーツだって、全て磨き倒してからメッキ屋さんにお願いするのです。
同じくペイントの下地処理なんて、気が遠くなるような作業です。
今回は、ペイント過程のほとんどに立ち会いながら進めることに。
言葉では伝わりませんので仕方がありません。
ベースとなる色を造ります。
後で困らないようにに0.1g単位でデータを取っています。
太陽光でチェック
色合わせから一緒に塗装室に入って塗り上がるまで、10時間も"指示出し君"でした。
非常に解りにくいですが、ベース色だけで同系色を3色使っています。
画像では解りませんね。。。
シートが出来てきました。
永遠の17歳、" 三段シート・チンチラ張り" です。
出発前夜、組立中にGRIMB氏にレタリングを入れてもらいます。
タンクもやっと完成!
苦労の甲斐あり、思い描いてた色合いに。
やっぱり画像と肉眼で見る色は、全然違います。。。
SHIUN CRAFT WORKS
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