
数年前に製作しました '52 FL Panhead Choper
伝説のハーマン フォークを使っています。
Joe Harman氏が発明したこのガーターフォークはリヤレッグに内蔵したスプリングを引っ張る仕組みで、
見た目はシンプルながら、とても素晴らしい機構を持っています。
フロントブレーキを取り付けているのもあって、今回は剛性アップを狙ってロッカー部を製作します。
彼のフォークに手を入れるなんて、おこがましいのですが。。。
図面を書き、レーザーカットで切り出したロッカー部分です。
オリジナルの約1.5倍の厚みにして、車高が15mm上がるようにアクスル位置を変更しました。

アクスルシャフトも太くします。
真ん中に移っているのが元のアクスルシャフトで、
手前にあるシャフト材を削りだし、、、

手前が製作したシャフトです。
径が太くなったため、ホイールベアリングも合わせて打ち替えました(画像は無いですが、、)

クロームメッキ加工に出して戻ってきたので組み付けます。
手前が元々のロッカーです。


納車後、オーナーさんから『格段に直進性が良くなった!』と報告を頂きました!
よく、
『CHOPPERなんて、乗りにくいんでしょう?』
と聞かれます。
そう聞かれたら、
『もちろん乗りにくいです』
と答えます。
だけど、少しでも乗りやすくするための努力は惜しまないのですよ。

CHOPPER製作のオーダー、お待ちしております。
〈Matsumura〉
SHIUN CRAFT WORKS